タイムレコーダーが「調子レコーダー」に
新機能「ハワユー」でレコーディング自己管理
2018.02.22
勤怠管理アプリを開発・提供する株式会社ネオレックス(本社:名古屋市、社長:駒井拓央)は、タブレット タイムレコーダーの新機能「ハワユー」の提供を開始しました。出勤時にその時の調子を記録し、本人や管理者がそのデータを活用できるという機能です。
記録を続けることにより減量がうまくいくという「レコーディングダイエット」と同様に、日々の調子の記録により心身の健康が増進される「レコーディング自己管理」というコンセプトを発案しました。
ハワユーは、出勤時に必ず操作するというタイムレコーダーの特性を生かし、簡単に、忘れずに続けられる機能となっています。ハワユーによりタブレット タイムレコーダー は、時刻(タイム)だけでなく調子も記録できる「調子レコーダー」となります。
ハワユーは、タブレット タイムレコーダーの利用者に無料で提供されます。
■記録方法
IN打刻時に表示される「◎」「◯」「△」「X」のいずれかを選択して毎日の調子を記録できます。
日々の記録は、打刻後に表示されるパーソナルダッシュボードの「How Are You?」グラフで確認できます。
■管理者によるデータ確認
管理者は、ダッシュボード画面で登録されたハワユーのデータを確認できます。
画面上部のグラフでは、利用者全体の調子の割合や平均値の推移を確認できます。
また利用者ごとの一覧では、最近の傾向や平均値、記録の内訳を確認できます。
■利用者が得られる効果
打刻時に調子を記録することで、簡単に心身の健康を意識することができ、日々の過ごし方の工夫や反省につながります。そして「◎」を登録できた日はより気分よく1日をスタートすることができます。
また、日々の記録から自分の傾向を知ることができます。調子の向上や悪化といった変化を把握することで、生活習慣や仕事のペース配分などの改善につながります。
■管理者が得られる効果
ハワユーのデータから利用者全体の心身の状態を視覚的に把握することができます。
また、利用者全体の調子の変化を把握することもでき、その原因追及やそれに伴う対応を早期に行うことができます。
利用者の心身の健康の増進などを目的とした取り組みの成果を図る指標にする、調子が悪化している個人に気付きサポートするなどの活用もできます。
■利用者の声
ネオレックス社内でのテスト運用では、次のような意見が出ました。
・簡単に続けることができる
・自分の調子を意識して、1日の過ごし方を考えることができる
・「◎」を押せたときは嬉しいし、いつもより頑張ることができる
・日々の記録を振り返って、悪い状態が続いた時に仕事のペースや負荷を緩めたりしている
一方で、次のような意見もあり、ハワユーを好まない人もいることが確認されています。
・自分の調子をあまり人に知られたくない
・打刻時は打刻以外のことはしたくない
・自分の調子の浮き沈みにそんなに興味を持っていない
ハワユーは、利用者ごとにオン/オフできます。
全員必須として利用する運用もある一方で、希望者のみの利用とする運用も可能です。
■開発の背景
当社CEOの駒井研司が行っている自己管理が、ハワユー開発の1つのヒントになっています。
駒井は、当社が開発した自己管理のためのiPhoneアプリ「MyStats」を利用し、2011年以来、6年以上に渡って毎日の体調の記録を続けてきました。調子の記録を続けることが心身の健康の増進につながるという効果は、駒井の体験に基づいています。
一方で当社内では、記録を続けることの価値は分かっても、うっかり記録を忘れたり、面倒になったりで、続けることは難しいという声がありました。そこで、出勤時に必ず操作する特性を持つタイムレコーダーを「調子レコーダー」にすることにより、誰でも簡単に「レコーディング自己管理」ができるようにしようというアイデアが生まれました。
■今後の展開
ハワユーの記録を自動で分析し、自分では気づけない傾向を伝える機能を開発する予定です。また、大学等の研究機関と連携し、レコーディング自己管理の効果を学術的に検証したり、より効果的な活用法の研究に取り組みたいと考えています。
極めてシンプルな機能とごくわずかな手間で人が幸せになれるという可能性を追求し、私たちなりのアプローチで働き方改革への貢献を目指します。