【集計ルール設定】月度ごとに集計ルールを設定する

タブレットタイムレコーダーでは時間数や日数・回数の集計ルールをきめ細かく設定できます。【集計ルール設定】の記事シリーズでは、具体的な集計ルールを取り上げてその設定方法を解説していきます。集計設定時にご不明な点がありましたら、【目次】集計ルール設定の解説記事一覧をご覧ください。

この記事では、月度ごとに集計ルールを設定する設定方法を解説します。

月度ごとの集計ルールとは

タブレットタイムレコーダーでは、集計ルールを月度ごとに設定できます。
例えば、今月までは30分単位のまるめで集計を行うが、来月からは15分単位のまるめで集計を行う、といった設定が可能です。
この章では、月度ごとに集計ルールを設定する必要があるケースを紹介し、設定の際の注意事項を解説します。具体的な設定方法については、次の章で解説します。

月度ごとに集計ルールを設定する必要があるケース

月ごとに異なる集計ルールが必要になるケースは、以下のものなどが想定されます。

１．メンバー種別の変更
パートで勤務していた人が翌月から社員になる、といったケースです。

２．個人単位での集計ルール内容の変更
1日8時間勤務だった人が翌月から1日6時間の時短勤務になる、といったケースです。

３．制度変更（メンバー種別単位の集計ルール内容の変更）
冒頭で紹介した、まるめ単位の変更の他、始業時刻や休憩時間帯などの社内制度が翌月から変更になる、といったケースです。

月度ごとの集計ルール設定における注意事項

月度ごとの集計ルールを設定するうえで、以下の点に注意が必要です。

●　設定を変更できるのは月度単位
月内の特定の日付から集計ルールを変更する、といったことはできません。

●　集計ルールを変更すると再集計される
集計ルールを変更すると、指定される期間に基づいて、過去に遡って再集計が行われます。
集計ルールの変更対象を来月以降に設定することで、ルール変更後も過去や当月の集計結果を保持できます。
なお、間違えて集計ルールを変更してしまった場合も、変更前の設定に戻すことで正しく再集計されます。

●　月度ごとの設定ができない項目
集計ルールに関わる設定項目は月ごとに変更できますが、それ以外の項目は月ごとの設定はできません。具体的には以下の項目が挙げられます。変更する場合は、過去も含めてすべての期間で変更が適用されます。

メンバー情報の「メンバー種別」、「所定等」以外の項目（名前、メンバーコードなど）
グループ情報の項目（グループ名、所属メンバー）
メンバー種別・集計ルールの「集計ルール」以外の項目（締日、年度の開始月など）

設定方法

月度ごとの設定は、集計ルールを編集して保存するときに指定します。
集計ルールを編集・保存する際、その変更の適用を開始する月度を選択する画面が表示されます。
適用を開始する月度は、過去は勤怠データの登録のある月度から、未来は当月から3か月後の月度までの期間から選択できます。
詳しい設定方法は、以下で紹介します。