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2024/02/20/

ChromeでLANアクセス機能のダウンロードがブロックされる理由と回避方法

はじめに

Google Chromeはセキュリティ強化のため、HTTPSではないファイルのダウンロードをブロックするようになりました。
そのため、タブレット タイムレコーダーのLANアクセス機能でデータを出力した際も、「安全でないダウンロードがブロックされました」というメッセージが表示され、ダウンロードがブロックされるようになりました。

本記事では、HTTPSとは何か、LANアクセス機能がHTTPSではない理由、ダウンロードのブロックを回避する方法について解説します。

HTTPSとは

WebブラウザとWebサーバーの間でデータを転送するには、古くからHTTP(Hypertext Transfer Protocol)という通信規約が使われてきました。しかし、HTTP通信は暗号化されていないため、第三者が通信を傍受、改ざんできるというセキュリティ上のリスクがあります。

近年、インターネット上で機密データを取り扱う機会が増え、セキュリティの重要性が高まっていることから、より安全な通信規約であるHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)が普及しています。
HTTPSでは、SSL/TLSという仕組みを用いてデータの暗号化と通信先の正当性の検証が行われるため、安全に通信を行うことができます。

WebサイトがHTTPSに対応しているかどうかは、URLが「https://」で始まっていることや、サイトアドレスの横のアイコンを見ることで確認できます。

ChromeではHTTPSで保護されたサイトには上の画像の四角で囲ったアイコンが表示されます。EdgeやFirefox、Safariでは、この画像の「この接続は保護されています」の左の南京錠のようなアイコンがアドレス欄に表示されます。

LANアクセス機能がHTTPSではない理由

タブレット タイムレコーダーのLANアクセス機能はLAN内のiPadにPCのブラウザからアクセスできる機能です。LAN(Local Area Network)は家庭やオフィスといった限られた範囲のネットワークであり、通常は外部からアクセスできません。LAN内の通信は適切に運用されていれば比較的安全と言えます。

加えて、LANアクセス機能でHTTPS通信を行うには、ユーザーがタブレット タイムレコーダー用に「SSL証明書」というデジタル証明書を取得したうえで、特別な設定を行う必要があるなど、専門的な知識が求められます。

こういった事情により、LANアクセス機能では、ユーザーのLANが適切に保護された環境であることを前提に、LAN内の端末間の通信はHTTPSではなくHTTPで行っています。

なお、Chromeが「安全でないダウンロードがブロックされました」と警告を出すのは、通信がHTTPSでないためです。実際に害のあるプログラム(マルウェア)が検出されたり、通信が傍受されたりしたわけではありません。

ブロックを回避するには

ここでは、LANアクセス機能のファイルダウンロードがブロックされる問題を回避する方法について解説します。
回避方法は、主に3種類あります。

外部ストレージに出力する

LANアクセス機能のファイルを外部ストレージに出力することで、ダウンロードがブロックされる問題を回避できます。

外部ストレージと連携設定を行った上で、LANアクセス機能のデータ出力画面にて「出力」をクリックします。
外部ストレージへの出力と、外部ストレージからのダウンロードはHTTPSで保護されているため、ブロックを回避することが可能です。

ポップアップ内の「保存」ボタンを押す

データダウンロードがブロックされても、ポップアップ内の「保存」ボタンを押すことで、従来通りデータのダウンロードが可能です。

また、上記ポップアップ内の「保存」ボタン以外の部分をクリックすると、下の画像のように「このサイトは安全な接続を使用していないため、ファイルが改ざんされている可能性があります」という表示になります。

「安全でないファイルをダウンロード」ボタンを押すことでも、データのダウンロードが可能です。

Chromeの設定を変更する

Google Chromeの設定を変更し、ブロックを回避する方法です。

  1. Google Chromeを開き、
    【設定 > プライバシーとセキュリティ > サイトの設定】まで遷移します。

  2. 「コンテンツ」から「その他のコンテンツの設定」を開き、「安全でないコンテンツ」をクリックします。

  3. 「安全でないコンテンツの表示を許可するサイト」の「追加」ボタンから、LANアクセス機能のURLを追加します。

    ※LANアクセス機能のURLは、ルーターの設定によっては一定期間で変わってしまうことがあるためご留意ください。

    詳細は下記ブログをご参照ください。
    iPadのIPアドレスを固定しつつ競合を防止する方法(Wi-Fi)

なお、【設定 > プライバシーとセキュリティ > セキュリティ】から、「セーフ ブラウジング」を「保護なし」に設定することもできますが、LANアクセス機能以外のページにも影響があるため推奨はしません。

最後に

LANアクセス機能のファイルダウンロードがChromeでブロックされる問題の原因と、回避方法について解説しました。

解説の中でも記述があったように、LANアクセス機能のデータダウンロード時に「安全でないダウンロードがブロックされました」と表示されるのは、通信がHTTPSではないためです。
LANが適切に運用されている環境であれば、引き続き安全にLANアクセス機能のデータ出力をご利用いただけます。

タブレット タイムレコーダーをご利用いただく中で、もしご不明点等がありましたら、サポーターフォーラムまたは、support@tablet-time-recorder.netにお問い合わせください。

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