2022/06/15/02. タブレット タイムレコーダーの集計ルール設定
【集計ルール設定】残業を集計する
タブレット タイムレコーダーでは時間数や日数・回数の集計ルールをきめ細かく設定できます。【集計ルール設定】の記事シリーズでは、具体的な集計ルールを取り上げてその設定方法を解説していきます。集計設定時にご不明な点がありましたら、【目次】集計ルール設定の解説記事一覧をご覧ください。
この記事では、残業を集計する設定方法を解説します。
残業とは
残業とは、定められた時間を超えて働くことです。
「法定外労働」や「所定外労働」などの残業に関連する言葉の違いについては、「法定外労働」「所定外労働」は何が違う?「時間外労働」との関係は?ややこしい言葉の違いを解説で解説していますので、気になる方はぜひ参照ください。
残業の計算ルールは18時以降の勤務を残業としたり、8時間以上の勤務を残業としたりなど、企業ごとに様々です。
タブレットタイムレコーダーでは、1日の勤務のうち、どの時間を残業とするかを下記の3パターンで設定可能です。
- 所定外の勤務
- 所定に関わらず、一定時間以上の勤務
- 所定に関わらず、特定時間帯の勤務
次の章ではそれぞれについて具体例を用いて、設定方法を解説します。
また、残業の設定はメンバー種別ごとに設定しますが、上記の2つ目と3つ目の設定の場合には、メンバー別に基準となる時間数や残業となる時間帯を設定することができます。メンバー別設定についての詳細は、【集計ルール設定】メンバー別に所定、休憩、残業を設定するをご覧ください。
なお、週残業については【集計ルール設定】週残業を集計する、月に残業が60時間を超えた時間数など、月残業超過については【集計ルール設定】基準を超えた残業時間を集計する(月残業超過)で詳しく解説していますので、そちらの記事をご覧ください。
設定方法
この章では、集計ルール設定画面を開いた後の操作方法を説明します。
集計ルール設定画面へは以下の順にタッチして移動します。
- 管理 > メニュー > メンバー種別・集計ルール > (設定したいメンバー種別) > 集計ルール
以下のケースについて、それぞれ設定方法を解説します。
- 所定外の勤務を残業とする
例)所定が8時間で、8時間を超えた勤務を残業とする
所定が9:00-18:00で、9:00より前と18:00より後の勤務を残業とする - 8時間を超えた勤務を残業とする
- 9:00より前、13:00-16:00、20:00より後の勤務を残業とする
所定外の勤務を残業とする
所定の時間数を超えた部分や、所定時間帯の外側を残業とする場合、以下のように設定します。
※この設定を行うには、所定が「時間数」もしくは「時間帯」に設定されている必要があります。所定に関する詳しい設定方法については、【集計ルール設定】所定と関連の集計を設定するをご覧ください。
- 残業 > 残業の定義 : 所定外の勤務
なお、残業の他に、所定に関連する集計として、下記の項目を設定することが出来ます。
・打刻まるめ
・遅刻早退
・有給休暇の時間換算
残業の集計を行うだけであれば、所定の設定をせずに、残業の時間数/時間帯を設定するだけでも集計可能ですが、上記の所定に関連する設定も利用する場合は、所定を設定する必要があります。
逆に、残業については基準時間が決まっているものの、所定時間は人や曜日ごとに異なるような場合は所定を設定せず、残業の時間数/時間帯の設定のみを行います。
所定と関連する集計については、【集計ルール設定】所定と関連の集計を設定するで詳しく解説しています。
8時間を超えた勤務を残業とする
所定の設定がない場合や、所定が8時間に満たない場合などに、8時間を超えた勤務を残業としたい時に利用できます。また、始業時刻まるめを利用するため所定は時間帯としているが、残業は時間数を基準として集計したい場合にも利用できます。
設定するには、以下のように操作します。
- 残業 > 残業の定義 : 所定に関わらず、一定時間以上の勤務
- 残業 > 時間数 : 8:00
9:00より前、13:00-16:00、20:00より後の勤務を残業とする
所定の設定がない場合や、所定に関わらず特定の時間帯の勤務を残業としたいときに利用できます。時間帯は最大で9つまで登録できます。
設定するには、以下のように操作します。
- 残業 > 残業の定義 : 所定に関わらず、特定時間帯の勤務
- 残業 > 時間帯1 > 開始 : 0:00
- 残業 > 時間帯1 > 終了 : 9:00
- 残業 > 時間帯2 > 開始 : 13:00
- 残業 > 時間帯2 > 終了 : 16:00
- 残業 > 時間帯3 > 開始 : 20:00
- 残業 > 時間帯3 > 終了 : 翌0:00
※18:00-翌2:00(26:00)のような、「翌0:00」をまたぐような勤務が発生する場合は、終了時刻に「翌23:59」のようにさらに先の時間を指定する必要があります。
みなさんにあった例はありましたでしょうか?もしご不明点がございましたら、サポーターフォーラムよりお気軽にお問い合わせください。
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(記事最終更新:2022/6/15)