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2022/12/28/

始業時刻より前の勤務時間の管理方法 ー「所定始業打刻まるめ」

みなさんの会社では、就業規則で定められた始業時刻よりも前の勤務は、どのような扱いになっているでしょうか。

勤務として認めるか認めないか、どう扱うかは会社によって考え方が異なります。また普段は認めていなくても、場合によっては認めたりすることもあると思います。

今回は、始業時刻前の勤務時間を管理する「所定始業打刻まるめ」の設定方法や注意点などを紹介していきます。下記に該当する場合は、ぜひご一読ください。

なお、始業時刻前の勤務を認めていて、その勤務時間を残業(早出)として集計したい場合は、【集計ルール設定:時間数】早出を集計するのとおりに、別途設定が必要です。

所定始業打刻まるめの運用方法

始業時刻前の勤務を認めない場合に、この設定を行います。
始業時刻より前のIN打刻を始業時刻にまるめることで、始業時刻前の勤務時間を集計の対象外にします。

例えば、9:00が所定始業時刻の場合、9:00より前の出勤時刻が自動で9:00にまるめられます。

なお所定始業打刻まるめの機能を利用するには、所定時間帯を登録する必要があります。「所定勤務の指定方法」を時間数に設定している場合や所定を指定しない場合は、利用できませんのでご注意ください。

まるめそのものについては下記記事で紹介しています。

設定方法

集計ルール設定画面で、「所定」を設定の上、「所定始業時刻まるめ」を設定します。

下記の例をもとに、設定方法を解説します。

  • 所定始業時刻が9:00で、それ以前の出勤時刻を9:00にまるめる

集計ルール設定画面へは以下の順にタッチして移動します。

  • 管理 > メニュー > メンバー種別・集計ルール > (設定したいメンバー種別) > 集計ルール

まず、「所定」を設定します。

  • 所定 > 所定勤務の指定方法:時間帯
  • 所定 > 始業時刻:9:00
  • 所定 > 終業時刻:18:00など任意の時刻

次に、「所定始業時刻まるめ」を設定します。

  • 打刻まるめ > 詳細設定 > 所定始業時刻まるめ:ON

なお、所定始業時刻まるめは、IN/OUT打刻がペアになると反映されます。勤務中のタイミングや、打刻漏れなどでペアになっていない場合には、まるめられないことにご留意ください。

始業打刻まるめ解除の運用方法

普段は始業時刻前の勤務を認めていない場合でも、業務都合などにより、勤務として認める日もあるかもしれません。
その場合は、該当のメンバーの該当の日だけを、まるめ解除することができます。

登録方法

所定始業打刻まるめを利用していると、各メンバーのメンバー別/日別詳細画面に「始業時刻まるめ解除」のチェックボックスが表示されます。

  • 管理 > メンバー別 > 対象のメンバー > 対象の日:「始業打刻まるめ解除」のチェックボックスにチェックをつける

こうすることで、始業時刻前の勤務を認めたい日のみ、所定始業時刻へのまるめを行わず、打刻時刻から勤務時間を集計することが可能です。

なお、「始業打刻まるめ解除」後のIN打刻は、IN打刻のまるめの単位の設定に基づいて、まるめられます。

例えば、所定始業時刻が9:00で、IN打刻のまるめ単位が30分(切り上げ)のとき、8:15に出勤した日の始業打刻まるめ解除を行うと、IN打刻は8:30にまるめられます。
8:31に出勤した場合はまるめ解除を行っても、30分単位のまるめによって9:00にまるめられます。

所定始業打刻まるめを行う場合でも、まるめ解除したときにどのように集計したいかに応じて、IN打刻のまるめ単位を設定してください。

【まるめ単位設定】

  • 管理 > メニュー > メンバー種別・集計ルール > (設定したいメンバー種別) > 集計ルール > 打刻まるめ > IN打刻 まるめ単位

【メンバー別詳細画面】

「始業打刻まるめ解除」のチェックボックスにチェックをつけると、8:15の打刻が8:30にまるめられる

 
また、冒頭にも述べたように、始業時刻前の勤務を残業(早出)として集計するには、【集計ルール設定】早出を集計するを参照し、別途設定を行ってください。

最後に

始業時刻前の勤務時間を集計の対象外にする「所定始業打刻まるめ」、状況に応じて始業時刻前の勤務を認める「始業打刻まるめ解除」について解説しました。

ルールに沿って設定する中で、もしご不明点がありましたら、サポーターフォーラムまたは、support@tablet-time-recorder.netにお問い合わせください。

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