2025/10/23/01. タブレット タイムレコーダーの使い方・操作方法
Apple Account変更後もアプリを快適に利用するポイントと手順
はじめに
タブレット タイムレコーダーは3名までの管理であれば、全機能を無料でご利用いただけるアプリです。
そのため、「まずは担当者の個人のApple Accountを使って無料の範囲で試していたが、正式運用に移行するタイミングでは、ライセンス購入の都合などで会社のApple Accountに変更したい」というご相談をいただくことがあります。
このように、同じ端末を使いながらApple Accountを切り替えることになったとき、
「今後も問題なくアプリは使えるの?」という不安や疑問を抱くこともあるかもしれません。
実際、同じ端末でApple Accountを変更しても、アプリ自体は引き続き利用できます。
ただし、App Storeのアップデート時に、入手時のアカウントのパスワード入力が必要になるなどの不都合が生じる場合があります。
本記事では、こうした不便を避けながらタブレット タイムレコーダーをご利用いただくためのポイントと、安全な手順を分かりやすく解説します。
Apple Accountとアプリの関係
App Storeから入手したアプリは、入手時にサインインしていたApple Accountが「所有者(購入元)」として関連付けられます。
所有者は変更できないため、1台の端末でアカウントAからBへ切り替えた場合、アプリの所有者はAのまま、サインイン中のアカウントはBという状態が生まれます。
この状態でもアプリは通常どおりご利用いただけるのですが、App Storeでのアップデートのたびに所有者(A)のパスワード入力が必要となり、運用上の手間が発生してしまいます。
そのため、タブレット タイムレコーダーでは、アカウント変更時は新しいアカウント(B)で再インストールし、所有者とサインイン中のアカウントを一致させることをおすすめしています。
タブレット タイムレコーダーのライセンスキーについて
タブレット タイムレコーダーのライセンスキーは、解除操作を行えば何度でも利用いただくことができる仕組みとなっており、Apple Accountと独立しています。
そのため、Apple Accountごとにライセンスキーを購入する必要はなく、アカウント変更後も引き続き利用することができます。
下記手順の中で、アプリ削除時に必要なライセンスキーの解除操作も紹介いたしますので、手順に従い必要な操作を実施してください。
タブレット タイムレコーダーを利用するiPadでApple Accountを切り替える手順
1.作業前のデータをバックアップする
※この記事では、例としてGoogle Driveへデータをバックアップする手順を記載しております。なお、Google Workspace Enterpriseを利用する場合は、バックアップ機能が利用できない可能性がございます。無料のGoogleアカウントでGoogle Driveを利用いただくか、別サービスを利用した方法でバックアップを行ってください。
管理 > メニュー > 設定 > 外部ストレージ:「Google Drive」を選択すると、
ログイン画面が表示されます。
Google Driveに登録しているメールアドレス、パスワードを入力後、
管理 > メニュー > データメンテナンス > バックアップ:「バックアップ機能を利用する」を有効にして、画面下部の「今すぐバックアップを実行する」をタップしてください。
詳細や、Google Drive以外のサービスを利用する場合のバックアップ方法については、下記の記事をご覧ください。
Dropboxを利用する
2.登録済みライセンスキーを解除する
※ライセンスキーの紛失を防ぐため、必要に応じて下記操作をお願いします。
管理 > メニュー > 購入・ライセンスキー入力:「ライセンス情報を管理用メールアドレスに送信する」または「ライセンス情報を外部ストレージに出力する」
メール、または連携している外部ストレージを通してライセンスキーを確認できる場合、管理 > メニュー > 購入・ライセンスキー入力:「ライセンスキー登録解除」をタップして、登録を解除します。
ライセンスキーの登録・解除については、下記の記事をご覧ください。
ライセンスとライセンスキーについて
3.Apple Accountを切り替える
iPad本体の「設定」アプリを開き、
上部のプロフィール(顔写真)> サインアウト を選択してサインアウト後、新しいApple Accountでサインインしてください
4.タブレット タイムレコーダーを一度削除する
削除を行わない場合、アップデート時に下記のようなアカウントの確認が発生します。
アカウントの「所有者」を適切にするため、アプリを削除してください。
※アプリ削除時に端末内のタブレット タイムレコーダーに関するデータは削除されます。必ず手順1のバックアップが完了してから実行してください。
5.新しいアカウントでアプリを再インストールする
App Storeを開き、再度タブレット タイムレコーダーをインストールします。
これにより、変更後のアカウントが「所有者」となり、スムーズなアップデートが可能になります。
6.ライセンスキーを再登録する
管理 > メニュー > 購入・ライセンスキー入力:「ライセンスキー入力」より、
手順2で出力したライセンスキーを入力して、「登録」を押してください。
7.バックアップからデータを復元する
下記の記事に記載されている復元手順に従って、手順1でバックアップしたデータの復元を行います。
【設定解説】Google Drive|勤怠アプリ「タブレット タイムレコーダー」のバックアップ・復元方法
おわりに
本記事では、Apple Account切り替え後もタブレット タイムレコーダーを快適に使い続けるためのポイントと手順を紹介しました。
ご不明点等ありましたらサポーターフォーラムまたは、support@tablet-time-recorder.netまでお気軽にお問い合わせください。