2020/08/06/02. タブレット タイムレコーダーの集計ルール設定
【集計ルール設定】利用する時間数の設定
タブレット タイムレコーダーでは時間数や日数・回数の集計ルールをきめ細かく設定できます。【集計ルール設定】の記事シリーズでは、具体的な集計ルールを取り上げてその設定方法を解説していきます。集計設定時にご不明な点がありましたら、【目次】集計ルール設定の解説記事一覧をご覧ください。
この記事では、利用する時間数の設定方法を解説します。
時間数について
タブレット タイムレコーダーでは、集計した時間数を詳細画面で確認したり、給与ソフト向けに出力したりできます。
残業や休出などの項目ごとに利用する/しないを設定でき、また項目ごとに「詳細画面には出すが、給与ソフト向けには出力しない」「詳細画面には出さないが、給与ソフト向けには出力する」といった細かな設定も可能です。
たとえば、詳細画面では一日の残業時間の合計だけ確認できればよいが、給与計算では早出残業に手当てを付ける場合、詳細画面には「残業(合計)」を表示し、給与ソフト向けには「残業(合計)」「残業(早出)」を出力するといったことが可能です。
タブレット タイムレコーダーで利用できる時間数
- 総時間
- 普通
- 残業/残業(合計)
- 深夜
- 休出
- 遅早退時間
- 通常休憩
- 深夜休憩
- 総時間2
- 残業(早出)
- 残業(早出以外)
- 深夜残業
- 深夜残業(早出)
- 深夜残業(早出以外)
- 休出深夜
- 遅刻時間
- 早退時間
- 週残業
- 月残業超過1・2
総時間
残業を含む勤務全体の時間数です。
たとえば、平日の9:00-20:00の勤務で、休憩が12:00-13:00の1時間の場合、総時間は10時間になります。
また、詳細設定から、「休出」および「有休」「特休(有給)」の時間を含めるかどうか指定できます。
詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】総時間に休出を含める/総時間・普通に有給休暇の時間を含めるをご覧ください。
普通
平日の、残業ではない勤務時間数です。
たとえば、所定が8時間、休憩が12:00-13:00の1時間で、平日の9:00-17:00で勤務した場合、「普通」は7時間になります。所定と休憩は上と同じで、勤務時間が9:00-19:00の場合は、18:00以降の勤務は残業になり、「普通」は8時間になります。
詳細設定から、「休出」および「有休」「特休(有給)」の時間を含めるかどうか指定できます。
詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】総時間に休出を含める/総時間・普通に有給休暇の時間を含めるをご覧ください。
また、「深夜残業」を利用する場合は、深夜時間帯(22:00から翌5:00)の勤務時間数を除きます。
深夜残業の詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】深夜残業を残業に含めずに集計する(「休出深夜を休出に含めない」/「深夜を普通に含めない」も含む)をご覧ください。
残業/残業(合計)
平日の残業に当たる勤務時間数です。
「所定勤務の指定方法」が”時間帯”、「残業の定義」が”所定外の勤務”で、後述する「残業(早出)」または「残業(早出以外)」を利用する場合は、名称が「残業(合計)」に自動で変わります。
詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】残業を集計するをご覧ください。
深夜
深夜時間帯(22:00から翌5:00)における勤務時間数です。
たとえば、21:00-翌6:00で勤務し、翌0:00-翌1:00で休憩した場合、深夜時間は6時間になります。
休出
休日出勤の時間数です。
たとえば、休日に9:00-20:00で勤務し、12:00-13:00で休憩した場合、休出は10時間になります。
遅早退時間
遅刻・早退の時間数です。
詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】遅刻早退を集計するをご覧ください。
通常休憩
通常時間帯(5:00から22:00)における休憩時間数です。
深夜休憩
深夜時間帯(22:00から翌5:00)における休憩時間数です。
総時間2
「総時間」と同じです。
「休出」や有給扱いの休暇の時間数を含むかどうかなどで、2種類の総時間を管理したい場合に「総時間」と併用します。たとえば、画面上には「有休」「特休(有給)」の時間数を含まない総時間を表示するが、給与出力向けには含んだ総時間を出力する場合などです。
詳しくは、【集計ルール設定】総時間に休出を含める/総時間・普通に有給休暇の時間を含めるをご覧ください。
残業(早出)
「残業」のうち始業前の勤務時間数です。
「所定勤務の指定方法」が”時間帯”、「残業の定義」が”所定外の勤務”の場合に利用できます。
詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】早出を集計するをご覧ください。
残業(早出以外)
「残業」のうち終業後の勤務時間数です。
「所定勤務の指定方法」が”時間帯”、「残業の定義」が”所定外の勤務”の場合に利用できます。
詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】早出を集計するをご覧ください。
深夜残業
深夜時間帯(22:00から翌5:00)における残業に当たる時間数です。
『「深夜残業」を利用する』がONの場合に利用できます。
詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】深夜残業を残業に含めずに集計する (「休出深夜を休出に含めない」/「深夜を普通に含めない」も含む)をご覧ください。
深夜残業(早出)
深夜時間帯(22:00から翌5:00)における始業前の残業に当たる時間数です。
「所定勤務の指定方法」が”時間帯”、「残業の定義」が”所定外の勤務”で、『「深夜残業」を利用する』がONの場合に利用できます。
深夜残業(早出以外)
深夜時間帯(22:00から翌5:00)における終業後の残業に当たる時間数です。
「所定勤務の指定方法」が”時間帯”、「残業の定義」が”所定外の勤務”で、『「深夜残業」を利用する』がONの場合に利用できます。
休出深夜
休日の深夜時間帯(22:00から翌5:00)における勤務時間数です。
『「深夜残業」を利用する』がONの場合に利用できます。
詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】深夜残業を残業に含めずに集計する (「休出深夜を休出に含めない」/「深夜を普通に含めない」も含む)をご覧ください。
遅刻時間
始業時刻に対する遅刻時間です。
「所定勤務の指定方法」が”時間帯”の場合に利用できます。”時間帯”でない場合は、遅刻と早退の区別がつかないため、利用できません。
詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】遅刻早退を集計するをご覧ください。
早退時間
終業時刻に対する早退時間です。
「所定勤務の指定方法」が”時間帯”の場合に利用できます。”時間帯”でない場合は、遅刻と早退の区別がつかないため、利用できません。
詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】遅刻早退を集計するをご覧ください。
週残業
「普通」の週合計における基準時間を超えた分の時間数です。
詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】 週残業を集計するをご覧ください。
月残業超過1・2
残業時間の月合計のうち、基準時間を超えた分の時間数です。
詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】基準を超えた残業時間を集計する(月残業超過)をご覧ください。
設定方法
この章では、集計ルール設定画面を開いた後の操作方法を解説します。
集計ルール設定画面へは以下の順にタッチして移動します。
- 管理 > メニュー > メンバー種別・集計ルール > (設定したいメンバー種別) > 集計ルール
項目を利用する
「総時間」「普通」「残業」「深夜」「休出」「遅早退時間」「通常休憩」「深夜休憩」の項目を利用する場合は、以下のように操作します。
- 時間数 > (利用する項目):「利用する」をONにする
上記以外の項目を利用する場合は、以下のように操作します。
- 時間数 > 詳細設定 >(利用する項目):「利用する」をONにする
画面に表示する/給与ソフト向けに出力する
利用する項目を画面に表示または給与ソフト向けに出力するには、以下のように操作します。
まず、利用する項目の詳細設定画面に移動します。
- 時間数 > (利用する項目) > 詳細設定
画面に表示する場合は、「画面に表示」をONにします。
給与ソフト向けに出力する場合は、「給与ソフト向けに出力」をONにします。
日次まるめと月次まるめ
まるめとは、各種の時間数の集計結果を一定の単位で切り上げ/切り捨てすることです。たとえば、以下のようなものです。
- 日単位で残業時間を15分単位で集計するため、残業の日合計が1時間23分だった場合、1時間15分にする。
- 月単位で残業時間を1時間単位で集計するため、残業の月合計が17時間18分だった場合、17時間にする。
集計された時間数を日次または月次でまるめるには、以下のように操作します。
- 時間数 > (利用する項目) > 詳細設定 > 日次まるめ/月次まるめ
「まるめ単位」と「まるめ方法」を選択します。
時間まるめのより詳しい設定方法につきましては、【集計ルール設定】時間まるめを設定する(各種時間数の切り上げ/切り捨て)をご覧ください。
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(記事最終更新:2022/4/5)